、ほんとは好きだよ…
「あ、そういや早矢の噂も聞いたよ~!弓道部の先輩といい感じなんでしょ?」
芽衣の言葉にびっくりした。
早矢は芽衣の言葉に顔を赤くしてる。
「え?早矢好きな人いたの!?」
「う、うん……。」
「何で言わないのよ!知らなかった~。」
「何となく、恥ずかしくて。」
そういった早矢の顔はまさしく女の子ーって感じで。
……いいな、ってちょっとだけ思った。
「優姫は可愛いし、モテるから羨ましいよ。私は先輩となに話せばいいかわかんないんだ。どうしたらいいかなぁ?」
と早矢がいう。
私はモテるわけじゃない。
卓斗君は多分今は私に同情してるだけだし、徹平とだってケンカばかりだ。