、ほんとは好きだよ…
何それ、もしかしてそのために徹平は私に話しかけてきたのかな?
別に、腹をたてるとこじゃないかもしれない。
でも……胸が少し痛む。
「光は、紹介とかそういうの嫌がる子だから、もし仲良くなりたいなら素直に話しかけた方がいいと思うよ?」
私は、誠二君という男の子にそういった。
「……あ、そうなんだ。気悪くしてたらごめんね。俺、野村誠二っていいます。反町さんのことは、徹平からよく話聞いてたから知ってたよ!そしたらこないだ、反町さんと小森(光の名字)さんが仲良さそうに話してるのみかけて。紹介頼んでみて、って無理矢理徹平に頼み込んだの俺なんだ。」