、ほんとは好きだよ…
なんだ、徹平が近付いてきたのはそれが理由じゃなかったんだ。
よかった。そう思う自分に少し驚いた。
「大丈夫。気にしてないよ!ただ、私じゃ力になれないかも……」
「あれ、優姫じゃない!」
「ひ、光!?」
ちょうどいいタイミングで光が話しかけてきた。
「優姫、あんた最近こんな派手な人と仲良くしてんの?意外だね!」
光は徹平をみながら言う。
相変わらずサバサバしてる。
「でも、こっちの人は爽やかな感じだね!はじめまして、優姫の友達で小森光です。」
光は今度は誠二君にそういった。
「あ、野村誠二です。ねぇ、携帯アドレスとか聞いてもいい?」
「うん!いいよ~。」
……どうやらこの問題はとんとん拍子に解決したみたい……。