、ほんとは好きだよ…
「光、珍しいね。あっさり連絡先教えるなんて。」
徹平達が去っていったあと、光に言った。
光はモテるから、大抵連絡先きかれても軽く流して受け付けない。
もちろん紹介なんかも受けない。
「……あの、野村君のことさ、気になってたんだ。前から。」
光から驚くべき言葉を聞いた。
「えっ!?」
「なんか、爽やかな感じで、みかけるといつも優しそうに笑ってて。素敵だなって思ってたの。だから、さっきは嬉しかった……。」
誠二君は確かに優しそうで好感がもてる感じがした。
光の春も近い。
光はいつも私を支えてくれた人だから。光には素敵な恋をしてほしい。