、ほんとは好きだよ…
「優姫、最近よく笑ってるね!」
「……そう?」
「うんうん!優姫笑ってた方が可愛いよぉ~!」
早矢と芽衣に言われた。
「うん。楽しい時や嬉しい時はちゃんと笑うことにした!」
なんだかあの日以来、何に対しても消極的になってしまっている私がいた。
それでは駄目なんだと、知った。
気付くことができたんだ、やっと。
あの事故から、気付けば二年以上もたっていた。
季節は巡り、気がつけば冬が目の前まできていた。
今年の冬は、いつもより柔らかい気がするのは、明るく光るクリスマスの灯のせいかな……?