、ほんとは好きだよ…
「だな~。何処行くかは女の子に任せるからな!」

「わかった!」

そう返事すると、急に徹平が優しい顔になって、

「表情豊かになったな。可愛い。」

って、私に言った。
顔が赤くなる。

「えっ?えっと……おかげさまで……。」

「ははっ!俺、少しは役にたてたの?」

頷く。少し所ではない。
あなたのおかげで、自分を取り戻すことができたんだ。

「本当に、ありがとう。徹平に話聞いてもらえてよかった。」

精一杯の笑顔でそういった。

「……やっぱ、お前可愛いわ。」

そういって、徹平は教室に戻っていった。
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