、ほんとは好きだよ…

そうして、夕方を迎える。


「六時からライトアップだから、もう少しだね!」

光が嬉しそうに話す。

そして……




パッと遊園地全体が明るく照らされる。
綺麗に光を放つ巨大なクリスマスツリー。



「すごく綺麗……。」

私はみとれていた。

こんなに美しい景色をみたのは久しぶりな気がした。

「優姫、ちょっと。」

その時だった。
徹平が小声で私を呼び、歩き出す。
私はそれについていった。

「どうしたの?」

しばらく歩いて、私は尋ねた。

「あいつら、二人っきりにさせてあげようと思って。」

「あぁ、そうだったね!」


誠二君、告白するのかなぁ?
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