、ほんとは好きだよ…




「直ちゃん……。」

徹平と、直ちゃんのもとに戻る。
直ちゃんの目は真っ赤だ。

「直……。」

卓斗君も直ちゃんに声を掛ける。

「……優姫、なんで、卓斗を受け入れてあげないの?卓斗は何年も、優姫しかみてないのに。私だって、二人が付き合えば、諦めつくのに!」

「直ちゃん……。」

「直……俺……。」

「卓斗も!私に、中途半端に優しくなんてしないでよ!私の気持ち、わかってたでしょう?応えられないのに、なんで優しくするの?そんなの……余計辛い!」

そういって、直ちゃんは走り去ってしまった。

「直っ!!」

卓斗君が追いかけようとする。
が……
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