、ほんとは好きだよ…
「……き、優姫!」
「え?あ、うん?」
「ボーッとしてるねぇ~優姫。へいきぃ?」
早矢と芽衣が心配そうにこちらをみてくる。
今日は三人で買い物にきていた。
最近の私は考え事が増えた。
「……う、ん。」
「……優姫、そろそろちゃんと聞かせて?優姫をずっと悩ませているのは何?」
「早矢……。」
「……私たちには頼れない?優姫の力になってあげたいの。」
「芽衣……。二人共ごめんね。隠してたんじゃないの。話すのが辛くて、言えなかったの。二人に上手く話す自信がなかっただけなの。……実はね、」