、ほんとは好きだよ…
「そう。そんなことが……。」
私は二人に、今までの事を話した。
中学の話も、クリスマスの話も、正月の出来事も……。
「……新君って、まさか、染谷新君?」
「っ!芽衣知ってるの!?」
「私の彼、バスケ部なの。中学の時、染谷って奴にいつも敵わない、上手いんだって、よくいってたよぉ。まさか、そんなことあったなんて。」
「へぇ。結構有名な人だったんだね!」
早矢が言う。
「……で?優姫は今、誰が好きか悩んでるの?」