、ほんとは好きだよ…
「わかってるよ。私には、ちゃんと伝わってるよ。徹平の気持ち。本当に、嬉しかったから。」

「俺、卓斗って奴に負けねーし。覚悟してろよ?優姫ちゃんっ!」

「ふふふっ。うん。」

いつもの徹平だ……。
よかった。






そんな時だった。



「てっぺー!!」

……え?
廊下の端から、女の人が走ってくる。



そして……





ドスッ!

「うぉっ!!」

女の人がそのまま徹平に突撃したのだ。

「あ、秋先輩……。痛いっす……。」

「あんたがいけないのよ!?冬休み中、一度も練習こないなんてどういうつもり!?」

「練習……?」

私がそういうと、女の人が私の方へ顔をあげる。



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