、ほんとは好きだよ…
「秋先輩に認められてよかったな!秋先輩に嫌われたらこの部でやってけねぇよ?あの容姿で部員はみんな秋先輩にべた惚れだから。」

……わかる気がする。

『お待たせ~!』ってやってきた秋先輩は、何度みても本当に綺麗なのだ。



「でも可愛いわね~。名前、優姫ちゃんっていうの?」

秋先輩が私の書いた入部届けをみながら聞く。

「はい!よろしくお願いします。」

「私も女の子が入ってきてくれて嬉しいわ!仲良くしましょうね!」

「……じゃ、挨拶すんだみたいだし。練習始めますね?先輩。」

「はいはい。」

「優姫。今から俺がやるのは空手の基本の型だ。明日っからお前にちょっとずつ教えていくから、今日はどんな感じなのかみとけよ?」

「う、うん。」

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