、ほんとは好きだよ…
徹平が戻ってくると、誠二君は光が待っててくれているから、と去っていった。

光と誠二君が上手くいっていることは光からも聞いていた。

今だって、私が一人で徹平を待ってるのを心配してくれていたんだろう。
誠二君みたいな人が彼氏なら、光も幸せだろうって、心から安心できたんだ。




「ねぇ、徹平は、女の子が苦手なの?」

「……はぁ?いきなり何?」

「だって誠二君が、徹平は女の子に興味なかった、って……。」

「……あいつ余計な事を。…苦手っつうか、なんか、キャアキャアいつもうるさくねぇ?付き合う気ねぇっていってもどうしても、とかいって食い下がってくるし。しつこい。」


……それは、あなたがモテるからじゃん。
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