、ほんとは好きだよ…
「ありがとな。なんか……心軽くなった。」
そういって、卓斗は私の手を握る。
その顔はやっぱり辛そうで、でも少し安心したみたいだった。
「うん……。」
私も手を握り返す。
同じ痛みを抱えた私達だけど。
私は卓斗の心、少しは救ってあげられたかなぁ?
そして、翌日。
「優姫!」
「……徹平!……どうしたの?」
朝から私に声を掛けてきた徹平の顔は怒っているみたいで。
「……お前、あいつがよくなったんじゃないよな?」
「あいつ?」
「卓斗……ってやつ。俺、昨日放課後お前を迎えにいったらお前のクラスのやつが図書室だろうっていうから、行ったんだ。」
そういって、卓斗は私の手を握る。
その顔はやっぱり辛そうで、でも少し安心したみたいだった。
「うん……。」
私も手を握り返す。
同じ痛みを抱えた私達だけど。
私は卓斗の心、少しは救ってあげられたかなぁ?
そして、翌日。
「優姫!」
「……徹平!……どうしたの?」
朝から私に声を掛けてきた徹平の顔は怒っているみたいで。
「……お前、あいつがよくなったんじゃないよな?」
「あいつ?」
「卓斗……ってやつ。俺、昨日放課後お前を迎えにいったらお前のクラスのやつが図書室だろうっていうから、行ったんだ。」