、ほんとは好きだよ…
「いや……前、クリスマスの時にさ、一回聞いたけど。」
「……?」
「初恋の男、どんな奴?」
「………。」
そうだ。確かに前にも徹平に聞かれたことがあった。
「……優しくて、強くて、運動も勉強もできる。かっこよくて、完ぺきな人。一番好きなところは……」
―……一番好きなところは、人の幸せをいつも一番に考えてくれるところ。私を、守ってくれた人だった。―
前に、私はそう言った。
目の前の徹平に。
でも、今は違う気がする。
「……一番好きなところは、笑顔。安心できる笑顔。」
新君の体温も声も、とても、とても温かくて。
さらに柔らかい笑顔で見つめられると、なんの不安もなかった。
「……?」
「初恋の男、どんな奴?」
「………。」
そうだ。確かに前にも徹平に聞かれたことがあった。
「……優しくて、強くて、運動も勉強もできる。かっこよくて、完ぺきな人。一番好きなところは……」
―……一番好きなところは、人の幸せをいつも一番に考えてくれるところ。私を、守ってくれた人だった。―
前に、私はそう言った。
目の前の徹平に。
でも、今は違う気がする。
「……一番好きなところは、笑顔。安心できる笑顔。」
新君の体温も声も、とても、とても温かくて。
さらに柔らかい笑顔で見つめられると、なんの不安もなかった。