、ほんとは好きだよ…
「……ダメになった右足の義足と左足で、ベッドから車いすへの移動とかをするための訓練があるんだって。」

徹平は黙って頷いた。



私は、あまり卓斗から新君のことを聞いていない。
会うなら、自分の目と耳で確かめるべきだって卓斗にいわれた。


どんな新君でも、新君だから。
今の私には不安はないんだ。

向き合う、どんな問題とも。
それが強さだから。


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