、ほんとは好きだよ…
―その時、
「……ははっ。なんか、変な感じだな。徹平とは初対面なのに、俺達はライバルだ。……そうだろ?」
「……そうだな。でも……もう決まる。優姫は、もう自分で答えを出せる。俺か、あんたか。」
「……優姫は、強くなったな。びっくりしたよ。会ったら、優姫は俺の姿、そこにある車椅子をみて、罪悪感から泣き出すと思ってた。」
「……優姫、微笑んでた。嬉しそうに。よっぽど、新。あんたに会いたかったんだな。」
「でも、優姫に強さを与えたのは徹平、だろう?俺は……優姫を傷つけすぎた。そばにいるって言ったのに、守ってやれなかった。……俺と一緒にいたら、優姫に迷惑ばかりかけてしまう。」