、ほんとは好きだよ…
―……一方。
「……優姫ちゃん……久しぶりね。綺麗になって……。……新に、会いに……きたのね?」
「おばさん。ごめんなさい。どうしても、私……。」
「ありがとう。優姫ちゃん。」
「……あ、の?」
「…新は、半年位前に、やっと意識が戻ったの。話せるようになった途端、『優姫は?無事なのか?』……って。」
「……新君が。」
「あの子はずっと眠っていたから、気持ちはあの事故以前から変わってないわ。あなたのことが大好きなの。ずっと、気にしていたわ。」
「……。」
「だから、あなたの姿がみれて、安心した筈よ。あなたは新しい道を歩んでいるでしょうにきてくれて……ありがとう。」