、ほんとは好きだよ…
「目が覚めて、自分がおかれてる状況を知った時は、ほんとにキツかった。歩けない、優姫にも、友達にも会えない。意識を失っている間に、みんなからおいていかれた気がしたんだ。」

「……うん。」

「でも、やっぱり気になるのは優姫のことで。」

新君が私の髪を撫でながら言う。

「どうしても、優姫がどうしてるか知りたくて。卓斗に手紙を送ったんだ。」



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