、ほんとは好きだよ…
空は澄み渡っていた。
「………綺麗だな。」
私と新君は公園にきていた。
みんなはせっかくだから、と大阪観光をしにいった。
「穏やかだね。何だか……再会してからずっと、少しだけ不安だったの。」
「え?」
新君がこちらに向く。
私は続ける。
「幸せは、また壊れるかも、とか思っちゃって。」
「……優姫。」
「だから、本当は離れていたくなかった。いつか壊れるなら、今は出来るだけそばにいたい、って……」
「優姫!」
新君が私を鋭い視線でみつめる。