、ほんとは好きだよ…
……ここ。
この場所が、私の望んだ道。
私が選んだ道。
ならば私は、この道を歩き続けよう。
迷うことはあっても、もう立ち止まらないで。



「秋先輩のこと……ちゃんと好きなんでしょう?」

「好きだよ。」

「……なら、大丈夫。徹平は、大丈夫だよ。」


何が大丈夫なのか、自分でもよくわからなかった。



でも、きっと徹平はちゃんと歩き出す。
自分の人生を、力強く。



私はそれを、確信してる。
離れた場所から、祈り続けるんだ。



いつまでも……。


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