、ほんとは好きだよ…
「うん……。私も、そう思うよ。」





「……じゃあな。」






私は、去って行く徹平の後ろ姿を見つめていた。




いつまでも……いつまでも……。






翌朝、徹平はいなくなっていた。
『先に帰る』という書き置きだけ残して……。





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