、ほんとは好きだよ…
そして、夏休みに突入。
3年生が夏休みの頭にあった大会を最後に引退し、私達1年も今までよりコートでプレーができるようになり、部活が忙しい日々が続いていた。
「新君!お疲れ様。」
部活の休憩が一緒になり、私は新君に話しかけてた。
最近はこんな感じで気軽に話しかけられるようになった。
「優姫。頑張ってるな!隣りの男子がプレーしてるコートにもお前の声聞こえてるし!」
新くんがくすくすと笑って言った。
「元気だけが取り柄ですから!」
「誰よりも声だしてる優姫が一生懸命やってるのはわかってるし、だから優姫は上達するよ。優姫のいいとこ俺たくさん知ってるし!元気だけ、じゃないだろ?」
「新君…。」
ほんとに、涙がでるほど嬉しかった。