、ほんとは好きだよ…
その後、新君の様子はいつも通りで、さっきのは気のせいかな?
ってあまり気にしなかった。




「優姫、波があるプールいこうよ!」

光に誘われ、直ちゃんと私と三人で遊びに行くことになった。
男の子二人は疲れたからしばらく休憩するってさ。




「ねぇ、直~、卓斗君とはどうなの?」

光が直ちゃんにたずねる。
まぁ、女同士の会話の中心はいつだって恋愛ですから!

「う~ん、なんか、だめ。卓斗はやっぱ、私のことは友達としてしかみてないよ……。」

「卓斗君って好きな人いないのかな?」

「………。」

「……直ちゃん?」

「あ、え?……う~ん。卓斗はあまり自分のこと話さないから。」



「あ、でも気になる子はいるって言ってたよ?」


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