、ほんとは好きだよ…
「う~ん……。」

デート当日の朝。
私はどんな格好をするか迷っていた。

「新君は可愛い系が好きな気がする……」

というわけで、普段は着ないような淡いピンクのワンピースに秋とはいえまだ夏休み明けで暑かったので足元はミュール。

更にいつもはまとめている肩まである髪を緩く巻いて。

「よし!!オッケー!!行ってきます!」




なんか、いくらデートだからってやり過ぎたかなぁ?
普段とは違う格好で会うの結構恥ずかしいかも……。
でも、今から家戻ってたら約束間に合わないし。




結局、そのまま待ち合わせ場所の公園まで。



「……優姫?」
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