、ほんとは好きだよ…
声が聞こえる……。
……き、……ぅき……ゆうき!
…新君?
「あらたくん……」
目を覚ました私は、ベッドにいた。
「優姫!目が覚めたのね!心配したわ。」
「おかあさん……っ!新君は?ねぇ!無事よね!?」
「落ち着いて……優姫。……優姫と一緒にいた男の子は……危険な状態、らしいわ。あなたは転んで擦り傷を負っただけですんだけど、事故のショックで気を失ってしまったみたいね。」
「!!どこ?新君のところに行かせて!お母さん!新君は……私を守って……。私の代わりにはねられたんだよ……。」