Flashback
「おい?」


「・・・はい?」


「お前・・・・夏樹?」


「!?」


「夏樹じゃねーの?」





あまりにも変わらないその声に、


涙が止まらなかった。


康介だ。


電話の相手は、


康介だった。


康介から名前で呼ばれるのは、


初めてかもしれない・・・。




「ひ・・・久しぶり。」


正体がバレた瞬間でもあった。








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