咲き乱れる桜の木の下で



「修也君。
私は…いくら桜の木を憎んでも
桜花を悲しませることをしては
親失格ですよね………」


本塚さんはそう俺に言った。


「…本塚さんは親失格なんか
じゃありませんよ!」


本塚さんは静かに笑った。


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