空は虹色、心は君色

「お風呂入ってくるから、好きな時に帰ってね。あっ、何なら泊まってもいいよ~。」

「あはは~ありがとございます。明日は6時ぐらいに出れば間に合うと思うから、よろしくお願いさます!」

「はいはーい。おやすみねー。」

「おやすみなさーい。」



しのぶがいなくなったリビングには春華と明だけ。



「あたしそろそろ帰るね。これ、ありがと。」

「ん、あぁ。着て帰れや、外寒いやろ。」


「…でも、近いしいいよ。」



羽織っていたジャンバーを春華に渡した時、明は思い出した。



「あ!タオル」

「タオル?」



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