空は虹色、心は君色
時間が止まってしまったかのように動けなくなった。
何も答える事が出来ない。
口を開いたのは、春華。
「好きって言ったんやけど、通じてる?」
心臓をぎゅっと掴まれたように苦しい。
目の前の春華がこっちを向いている。
私は頷く事しか出来ない。
「こっち着て?」
春華が手招きする。
ゆっくりとベットに歩いて行く。
春華に見られるのが嫌で、ベットを背もたれに床に座った。
すると春華がベットからおりて、明の横にぴったりと付いて座ってきた。
心臓の音が聞こえてしまいそう。