空は虹色、心は君色
「しのぶちゃん?お風呂入って来たよ。」
「うん。後少しだから、春華起こして来てくれる?」
「ハル寝てるんだ。分かった、起こしてくるね。」
「よろしく~」
2階の一番奥の部屋。
ドアノブに手を掛けてゆっくり引いた。
「うわっ。ノックぐらいしろよ!」
寝ていると思っていた春華はベットの上に腰かけていた。
「あっごめん。寝てる思ってたから。ご飯もうすぐ出来るってさ。」
「おう。てかお前寒くないん?髪ぐらい乾かして来いよ。そこドライヤーあるから。」
机の上を顎で指し、雑誌に目を落とす。
「ありがと。」