蜂蜜色の王子
真夏の午後
「毎日、同じ朝をむかえて
数字にあやつられた毎日で、いつからわたしもそんな世界にあやつられてるのかな.....」
毎日、月の見える丘に
座って考えてばかり。
こんな考え誰も
わかってくれないから、
真夜中にそっと
お城から逃げ出して
自分の時間が欲しくて、
いつものように
ここにくるの。
近くにいるのは
ただ冷たい夜風と
みにまとってる
白いワンピース。
---太陽が起きる前に
お城にかえらなきゃ。