蜂蜜色の王子
一人淋しく
淋しいのをごまかそうと
部屋のピアノに
総ての感情を注いだ。
暗くて、重たくて、
そんな曲を日が静まる
部屋がオレンジに
そまるまで弾きあかした。
コンコン、
少し不機嫌そうに
応答した。
「姫、申し訳ありません!」
淋しいのをごまかそうと
部屋のピアノに
総ての感情を注いだ。
暗くて、重たくて、
そんな曲を日が静まる
部屋がオレンジに
そまるまで弾きあかした。
コンコン、
少し不機嫌そうに
応答した。
「姫、申し訳ありません!」