perplexity
席につけば周りには知らない奴等ばかりで塞ぎ込むかのように机にうつぶせになればあっという間に一時間過ぎてしまった。
「今日はここまで、起立、礼」
今日はこれだけ。だったら僕達なんてこなくて良かったんじゃないのかなって思ってしまう。立ち上がって外の景色を見てみれば青空が広がっていた。
「まだこんな時間か・・」
時計で時間を確認したらたいして時間は過ぎてないみたいで、帰ったらなにをしようかと教室を出て靴箱へと向かった。そしたらたくさんの先輩達が居た。
「お前、サッカー部入らないか?」
「誰でも大歓迎!」
部活の宣伝?らしき事をしているのを見つけ自分としては入りたくないから間を掻い潜るように自分の靴入れ探し靴を履き外へと出た時だった。
「痛っ!」
「えっ・・?」
目の前にはしりもちをつく多分同学年の女の子。すぐに謝罪するように頭を下げればその子は、「自分も悪いから・・」と言って逆に謝られた。