【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~
*大介目線
本当はちょっとした好奇心だった
従業員の1人が具合が悪くなったから早く店をしめたんだ
桜ちゃんの事を驚かそうと思って、電気をつけずリビングで寝たふりをした
でも時間になっても帰ってこなかった
外はもう真っ暗で、いつもならとっくに帰ってくる時間
不安になって電話をかけようとした時玄関から物音が聞こえた
あ、帰ってきた!
そう思って枕にしていたクッションに顔をうずめた
ガチャッという音と共にパッと電気がついた
「なぁんだ…」
そういってドサッと座り込んだ音が聞こえる
どうやらびっくりしているようだ
やった!成功!
そう思い俺は振り返った
「なーんてねっ!びっくりし…!!!!????」
そこには膝から流血して、制服がはだけている桜ちゃんの姿
俺はそっと桜ちゃんに近寄った