【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~
愛達が飯を食べ終わり時計の針が夜の1時をさした頃だ
「よ~し!!仕事も終わったし、話すか」
オレは店の奥へと入り、愛達を手招きをした。
拓海以外は不思議そうに中にはいってくる
…おもしろい。
オレはこみ上げてくる笑いをこらえながら3人を待った
しかし、3人はとてもそんな雰囲気じゃない
オレは部屋にある写真を眺めた
「どこから話そうか…」
オレは重い口を開いた
「この人…木下優姫と出会ったのは高校でな。久しぶりに行ったらもうクラス替えをしていたんだ。その時に出会ったのが木下優姫なんだ」
オレは写真を取り、優姫をみつめた
「優姫はな、不良だったオレを怖がらずに話しをきいてくれたんだ。そして優姫から拓海も紹介された。学校も楽しくなった。毎日幸せだったよ。」
オレは真剣にはなした。
頭に浮かぶあの頃。
3人楽しく笑っていた。
「そして事件はおきたんだ。アレは…オレが大学生になったときだった」
オレは熱くなる目頭を押さえながら話始めた