【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~
「お前さ、しっかりしろよ。もういい年だろ」
「な、マナたんを好きで何が悪い!!」
「悪かねぇよ。でも関係のない人を巻き込むな」
「…」
男は黙りうつむいたままだ
ホントイライラする。
俺はマナたん(フィギア)を床に投げ捨てた
「うわぁああ!!僕のマナたんがぁっ!」
男は拾い上げ汗ばんだ自分の服でふいた
俺はそいつのむなぐらを掴み木に押し付けた
「ひいぃっ!何するんだ!放せ!」
男は苦しそうに俺の手首をつかむ
「もう2度とこんな真似すんじゃねぇよ。」
「あ…、あ」
「あぁ?聞こえねえなぁ?分かったのか?」
「わわわ、分かりました!」
「じゃあ帰れ。2度と桜ちゃんに近づくんじゃねぇ。次はねぇからな」
「はいぃっ!」
そういって男は猛スピードで帰っていった