【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~
車はどんどん進んでいく
あまり通った事のない道
こっちの方向って…何かあったっけ?
そんな事を考えながらキョロキョロ見回してみる
あまり会話がない車の中
音楽だけが流れる
「あ、大介さん。キャラメル食べます?」
私はそういってフルーツ飴を取り出した
「んー…いいや!」
「そうですか!わかりました!」
私は自分の分だけのキャラメルを出し口に入れた
口に広がる甘い味
うまっ!
私は車内に流れる歌にあわせて鼻歌を歌った
ふわっと香る磯の香り
窓から外を見るとそこには青い海が広がっていた