【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~

桜ちゃんはそれから少し怒ってあまり口を聞いてくれない



ので、機嫌を直してもらおうと俺は手作り弁当を取り出した



一応パラソルも持ってきた



行き先を教えてないから桜ちゃんは日焼け止めなんて持ってきてないだろうし



日焼けすると風呂がツラいからな



俺はタオルを取り出し桜ちゃんの頭を拭いた



キレイに巻いた髪もぐしゃぐしゃになってしまった



水が滴る髪もなかなかいやらしい。



俺は桜ちゃんの頭にタオルをのせたまま弁当を開いた



「キャーー!おいしそ~!」



そういってはしゃぐ桜ちゃん。



良かったぁ~~



俺は桜ちゃんに箸を出した



おいしそうに料理を口につめもぐもぐ口を動かしている



それからも色々遊び気づけば夕方…



青かった空は茜色に変わった



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