【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~

俺が桜ちゃんの腕を引くと桜ちゃんと目があった



桜ちゃんのキレイな瞳が俺をとらえる



俺も目をそらさずに桜ちゃんの目を見つめた



一瞬時間が止まったように感じた



自分の顔が赤くなるのが分かる



それと同時に桜ちゃんの顔も赤くなる



愛しい



愛しすぎる



俺はどうしてこんなに桜ちゃんが好きなんだろう



俺は桜ちゃんをちゃんと立たせ目を見つめた



「だ、だい…すけさん?」



桜ちゃんが少しかすれた声で俺の名前を呼んだ



言おう。



これ以上不安にさせちゃいけないんだ



「…桜ちゃん、このまま聞いて欲しい」



俺は桜ちゃんに優しく微笑んだ



*大介目線終了



< 127 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop