【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~
「桜ちゃん、俺がこれからずっと桜ちゃんを守るよ。だからずっと側にいて笑ってて欲しい。歳の差なんて関係ない。」
「俺、桜ちゃんが本当に好き。大好きだよ」
大介さんは恥ずかしそうに微笑んだ
涙が止まらない
「…ほ、んとにわっ、たしでいいんっですか?」
私がそう問いかけると大介さんは私からはなれ海へ向かった
「俺はーー!桜ちゃんが大好きだぁーー!!!」
大きな声で海に向かってそう叫んだ
そして私を力強く抱きしめた
「あははっ!24にもなって何やってんだろ!でも…本当だから。桜ちゃんの強がりな所も、でも泣き虫な所も全部好きなんだよ。愛してるんだ」
「…私も大介さんが好きです。大好きです…本当に…」
私は何度も“好き”を繰り返した
今まで伝えられなかった“好き”を全部
「うん。うん!あー好き!本当に好き!え~~…っと、コホンッ!」
大介さんは大きく咳払いをした