【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~
『桜、でもあたしね先生に迷惑かけたくないんだ』
「先輩…」
先輩の声が震えている。
『それにねあたし高校にも行きたい。親と…仲直りは難しいとおもうけど。でもそんな事より、あたし先生に迷惑だけはかけたくないの』
「先輩はもう不良辞めるって決めたんですね」
『うん』
「分かりました。私も不良辞めます」
私は決めてたから。ずっと先輩についていくって
『桜…』
「でも、その事は先生に言いましょうよ」
『ううん言わないつもりなの』
先輩は悲しそうな声をしていた
「どうしてですか!?」
『そんな事いったら心配しちゃうから』
確かに、先生は優しい人だから心配しちゃうかもしれない。
でも、甘えてもいいんじゃないかな?
これは先輩と先生のことだから私が口出しする事じゃない。
その後、抜ける日は明後日。これだけを決めて電話をきった
そして私はある人に電話をかけた