【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~
先生の声は聞こえない
私に聞こえるのは先輩の声だけだ
先輩は2分ほど話を続けた
「…あとから話す。あと桜もいるから」
そういって先輩は私を見て微笑んだ
そして10分後先生と大介さんはやってきた
先生と大介さんの顔は真っ青になっていた
「どうしたんだよ2人とも!」
大介さんは私を抱き上げて車へと連れて行ってくれた
「大丈夫だよ。もう大丈夫だから」
大介さんはそういって私をおろした
私は思わず涙を流し大介さんの服の裾をつかんだ
先生と先輩は抱き合ってなにやら話していた
「いいから早く家に帰るぞ!!」
大介さんは車の窓から叫んだ
すると2人は車に乗り込み家へと向かった