【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~
「いないよ。もしかしたら一生できないかもな。あー俺結婚できないかも!」
俺はビールを飲み干した
「相変わらず軽いですね。大介は」
「お前が律儀すぎるんだよ」
「いえ。そんな事ないですよ」
俺たちはずっとこんなやり取りをしながら酒を飲んだ
こうやって拓海と話すのは本当に久しぶりだ
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どうやら俺は眠ってしまったらしい
起きるとテレビの音が部屋に響いていた
ふと台所を見ると拓海と愛がイチャついていた。
「何やってんだバカップル」
俺は拓海と愛の間から顔を出した
「大ちゃん」
「っつーか病院行くんだろ?」
「あっ!そうだ」
「じゃあ俺起こしてくるよ」
俺は桜ちゃんの寝ている部屋に向かった