【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~
毎日こっそり家を抜け出す日々
しかしバレてしまい、私は家に閉じ込められた
閉じ込められたのは家の倉庫。
夜になると暗くて、とても怖かった
しかし、どれだけ叫んでも家族は耳を傾けなかった
私はそんな家族に苛立ちを覚えた
そして倉庫の窓から抜け出し、先輩の元へ向かった
「どうしたの桜!!」
そういって先輩は私の頭を撫でた
よく見ると私はボロボロだった
あふれ出す涙が止まらない。
「何があったかは聞かないけど、言いたくなったら話せ」
そういって抱きしめてくれた
その時に決めたんだ
私はこの人に一生ついて行こうと。