【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~
「桜ちゃん日曜空いてる?」
「え…え??」
桜ちゃんは顔を真っ赤にしたまま困惑した顔をしている
「日曜日。空いてるの?空いてないの?」
「あ、はい…空いてます」
桜ちゃんは「早く離して!」と言わんばかりに首を縦に振っている
何か…気にくわない
「じゃあ、その日大事な話あるから」
「ぇ…は、ぃ…」
桜ちゃんの声はとても小さい
「じゃあ、明日も学校でしょ?早く寝なサイ」
俺は桜ちゃんの手を離し立ち上がった
そして桜ちゃんのオデコにでこぴんをした
桜ちゃんは「痛いです…」と涙目。
かわいい…
「おやすみ桜ちゃん♪」
俺は階段を急ぎ足で駆け下りた
背後に「おやすみなさい…」という桜ちゃんの声を聞きながら
日曜日が楽しみだ♪
*大介目線終了