【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~
「それじゃあ、話してもらおうじゃない!」
幸いにも教室には誰一人といない
私と夏海2人だけ。
夏海は私が大介さんと暮らしていることも、私が片思いしてる事もしっている
それでも私を応援してくれている
夏海も年上の彼氏(7歳差)と付き合っているから
「…んと、えっとね??」
―――――――・・・
私は全てを話した
夏海は真剣に話を聞いてくれた
「ドキドキだね。そりゃぁ…」
夏海は腕を組み天井を見つめている
「うん(泣)」
「…とりあえず気合入れてオシャレして出かけよう!服はあるの??」
「…うん。でも、夏海も一緒に選んでくれない?」
夏海はモデルをしていて、ファッションセンスがとてもいい。
夏海は背が高くて、大人びた顔つきで、ただ立っているだけで存在感がある
その点私は、背も低いし顔も童顔だから、夏海みたいな服は着れないけど…
でも、私に似合う服を選んでくれる