【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~
私の足は見事に男の人の大事なところにヒット☆
オタク男は悶絶している
私はその隙にバッグを持って走って逃げた
足が震えて思うように走れない
帰る途中何度も転んでしまった
膝から流れる血
ボタンが引きちぎられて前が開いている制服
「こんなん、じゃ…帰れないよぉっ」
私は近くの公園のベンチに座った
さっきの男の人の顔が頭から離れない
全身震えて涙が止まらない
真っ暗な夜空
星は1つも見えない
時刻は8時半。
大介さんがいない事を願いつつ家に帰った