ずっと好きだったよ
お弁当を食べている間、私はやっぱり気まずかった。


放課後になって、帰ろうとした時、亜妃に呼び止められた。
「海」
「何?」
「お願いがあるんだけど」
「お願い?」
「うん」
亜妃は改まっていた。
「聞いてあげるよ」
海は言った。
「変わってほしいんだけど、委員会」
「委員会?」
海は、少し拍子抜けした。
「確か、体育委員だったよね」
「うん。そう」
「いいよ。変わってあげる」
「本当!?ありがとう。良かったぁ」
亜妃は言った。
「先生には、私から言っておくから」
海は言った。
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