ずっと好きだったよ
「ねぇー、どこ行くの?」
海は、遥斗に追いつき訊いた。しかし、遥斗は何も言わず、歩き続けている。
《無視ですか!?》
「聞いてんの」
海は少し強めに言った。すると、遥斗は立ち止まった。
「うるさい」
遥斗は言った。
「はぁ~!?」
海は叫んだ。
《さっきまでの態度は、一体何だったんだよ》
海は、怒りをぶつけた。
「ふざけんなー」
声に出して叫び、走って家に帰った。
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